BIRD SUPPLE|バードサプリ
COMPARISON GUIDE

バードサプリS / BIOと
NEKTON-S / Biotinの違い

総合ビタミン剤は「栄養が多いほど良い」とは限りません。バードサプリS/BIOは、日本の飼育環境で毎日無理なく続けやすいことと、必要な栄養を必要量に合わせて補うことを重視して設計しています。

名称について
日本で「ネクトンBIO」と呼ばれてきた換羽期向け製品は、現在のメーカー表記では NEKTON-Biotin です。このページでは、日常用のバードサプリSとNEKTON-S、換羽期用のバードサプリBIOとNEKTON-Biotinを比較します。

バードサプリS/BIOが重視している8つのポイント

栄養設計

ビタミンAを必要量に合わせて調整

脂溶性ビタミンAは不足だけでなく過剰摂取にも注意が必要です。バードサプリS/BIOでは、種子食から摂れる栄養と鳥の摂取量を考慮し、不必要に高濃度にしない配合を重視しています。

飲みやすさ

着色料を使わない

水を強く着色せず、ビタミン本来の淡い色合いにしています。初めて使う鳥でも、普段の飲水との見た目の差をできるだけ小さくする考え方です。

シンプル処方

砂糖・ブドウ糖を配合しない

2026年の現行処方では、砂糖・ブドウ糖などの糖類を配合しない設計です。栄養補助に必要な成分を中心に構成しています。

鉄分

鉄を添加しない

S/BIOは鉄を添加していません。鉄の摂取量に配慮したいヒインコ・ローリー類でも選択肢にしやすい設計です。主食を含む総鉄摂取量の管理は別途必要です。

日本の気候

高温多湿を想定した顆粒加工

日本の湿度でも扱いやすいよう、粉末をそのまま混ぜるのではなく顆粒化しています。吸湿しにくさ、計量のしやすさ、粉が舞いにくいことを重視しています。

時短

水にさっと溶ける

2026年の製法変更で水溶けをさらに改善。毎朝の飲水交換時にも短時間で準備できるようにしています。

分包

毎回の計量が不要

Sは30日分包、BIOは20日分包を用意。1回分を開けて使えるので、スプーン計量や開封後の大容量ボトル管理を減らせます。

投薬時

カルシウム等との相互作用を避けやすい

2026年処方ではカルシウム等の配合を見直し、一部の抗生物質で問題になるミネラルとの相互作用を避けやすい設計にしています。実際の併用可否は薬剤ごとに異なるため、処方した獣医師へ確認してください。

公式情報をもとにした比較

比較項目バードサプリS / BIONEKTON-S / Biotin
ビタミンA過剰摂取リスクも考慮し、S/BIOそれぞれの用途に合わせて配合量を調整S・Biotinともメーカー表示は6,600,000 IU/kg。単位や原料形態が異なるため、数値だけの単純比較はできません
糖類2026年現行処方は砂糖・ブドウ糖などを配合しない設計S・Biotinとも原材料にデキストロース(ブドウ糖)を記載
水の色・味着色料不使用。色の変化を小さくすることを重視第三者の鳥診療動物病院は、水の色や味が変わるため最初は慣れが必要な鳥もいると説明
鉄を添加していないS・Biotinとも鉄2,500mg/kgをメーカー表示
カルシウム・ミネラル投薬時の相互作用も考慮して2026年に配合を見直しS・Biotinとも炭酸カルシウムを含み、鉄・亜鉛・マンガン・銅・ヨウ素等を配合
形状・湿気日本の高温多湿を想定した顆粒タイプ粉末タイプ。NEKTON自身も粉末ビタミンは吸湿性があり、高湿度で固まり得ると説明し、流動性維持のためセピオライトを使用
水への溶けやすさ2026年に製法を変更し、水溶けと白濁を改善水に溶かして使用する粉末。メーカーは毎日新しく調製するよう案内
1回分包装S 30日分包、BIO 20日分包を公式商品として用意メーカー公式ボトルはS 35gから、Biotinも35gから。日本では販売店独自の使い切り商品も流通
製造日本製。日本の飼育環境・使用量を想定ドイツ製

※「含有量が少ない=優れている」「多い=優れている」という意味ではありません。鳥の主食、摂取量、必要量、他のサプリ・薬剤との組み合わせまで含めて考える必要があります。

湿気と保存性は、日本では特に重要

NEKTON公式は、粉末ビタミンは吸湿性が高く、強い温度変化や高湿度によって粉末が固まることがあると説明しています。その対策として流動化剤を使用しています。またNEKTON-Sは開封後3か月以内の使用を推奨しています。

日本は高温多湿な時期が長いため、1羽飼育では大容量の粉末を開封後に長く保管するより、必要量だけを開封できる分包方式が管理しやすい場合があります。バードサプリS/BIOでは、ボトルに加えて1回分の分包を用意しています。

ヒインコ・ローリー類で鉄分を気にする場合

バードサプリS/BIOの現行配合では鉄を添加していません。一方、NEKTON-SとNEKTON-Biotinはメーカー表示で鉄を2,500mg/kg含みます。

鉄の摂取量に注意したい鳥では、サプリだけでなく主食・果物・ペレット等を含む食事全体で管理してください。「鉄を添加していない」ことだけで疾病を予防できるという意味ではありません。

投薬中の使用について

カルシウムや一部のミネラルは、薬剤によっては吸収へ影響することがあります。バードサプリS/BIOは2026年の見直しでカルシウム等の構成を調整し、投薬時にも使いやすい方向へ変更しています。

ただし「どの抗生物質でも併用できる」という意味ではありません。薬剤の種類、投与方法、鳥の病状によって判断が異なるため、治療中は処方した獣医師の指示を優先してください。

どちらを選ぶか

種子食の通常期で、色の変化が少ないこと、日本の湿度で扱いやすいこと、分包、糖・鉄を添加しない処方を重視する場合は、バードサプリSが選択肢になります。

種子食の換羽期では、同じ設計思想で換羽向けに栄養を調整したバードサプリBIOを用意しています。

一方、NEKTON-S/Biotinには長い販売実績があります。すでに問題なく継続できている場合、ブランド名だけを理由に変更する必要はありません。鳥が実際に摂取できることと、食事全体の栄養バランスが最も重要です。

よくある質問

バードサプリSとNEKTON-Sを一緒に使えますか?

どちらも総合タイプなので、通常は重ねて規定量を与えません。一方を選び、主食や他のサプリとの栄養重複を確認してください。

ネクトンSの黄色い水を飲まない鳥には?

第三者の鳥診療動物病院も、ネクトンは水の色や味の変化に慣れが必要な鳥がいると説明しています。バードサプリS/BIOは着色料を使わず色の変化を抑える設計です。

1羽飼いなら分包の方がいいですか?

毎回の計量が不要で、開封する量を小さくできるため管理しやすい利点があります。ボトルタイプを適切に保管して使う方法でも問題ありません。

ヒインコにも使えますか?

S/BIOは鉄を添加していないため、鉄摂取量に配慮したい鳥でも選択肢にしやすい設計です。ただしヒインコ・ローリー類では食事全体の管理が重要なので、健康状態に不安がある場合は鳥を診療できる獣医師へ相談してください。

参照情報

NEKTON-S / NEKTON-Biotinの成分・保存条件はNEKTON GmbH公式情報を参照しています。水の色・味と受け入れやすさについては、ゆう動物病院の2026年4月の記事も参照しています。

NEKTON-S 公式 / NEKTON-Biotin 公式 / ゆう動物病院